- iPad第7世代(ホームボタン搭載モデル)の初期化は、設定アプリからの方法とパソコンを使う方法の2通りがある
- 初期化すると元に戻せないため、事前のバックアップが必須
- 画面が反応しない・電源が入らない場合は、通常の初期化手順ではなく強制再起動から試す
- 譲渡・売却前には「iPadを探す」のオフとApple Accountからのサインアウトも忘れずに確認する
iPad第7世代の初期化を考える場面
iPad第7世代(2019年発売・ホームボタン搭載モデル)を初期化したいと考えるタイミングは、人によってさまざまです。譲渡や売却の前にデータを消したい場合、動作が不安定になって一度まっさらな状態に戻したい場合、あるいはApple Accountのサインイン状態がおかしくなってしまい、設定を整理し直したい場合などが代表的です。
どの場合でも共通して大切なのは、初期化は一度実行すると元に戻せない操作だということです。本体内の写真・メモ・Appのデータなどはすべて消去されるため、作業に入る前に目的と手順をしっかり確認しておくと安心です。
iPad第7世代はホームボタンを搭載したモデルです。本記事のボタン操作の説明は、すべて「ホームボタンがあるiPad」向けの手順で統一しています。
初期化の前に必ずやっておきたいバックアップ
初期化を実行すると、本体に保存されている写真・連絡先・Appのデータなどはすべて消去されます。Appleの公式サポートでも、初期化の前にデバイスをバックアップしておくことで、新しいiPadや初期化後の同じ端末にコンテンツや設定、Appを復元できると案内されています。
バックアップの取り方は大きく2つあります。
- iCloudバックアップ:Wi-Fi環境で「設定」からiCloudに自動でバックアップを取る方法。クラウド上に保存されるため、端末を手元から離す前でも作業できます。
- パソコンへのバックアップ:MacのFinder、またはWindowsのAppleデバイスアプリ(古い環境ではiTunes)を使い、パソコンの中にバックアップを保存する方法。通信環境に左右されず、大容量のデータでも控えやすいのが特徴です。
バックアップが完了していないと、初期化後に写真や購入履歴のあるAppのデータを取り戻せなくなります。初期化のボタンを押す前に、バックアップが完了しているかを必ず確認しましょう。
設定アプリから初期化する手順
最も一般的なのは、iPad本体の「設定」アプリから初期化する方法です。Apple公式サポートの案内に基づく手順は以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップする
- 「転送またはiPadをリセット」をタップする
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
- 「続ける」をタップする
- デバイスのパスコードを入力する
- (iCloudバックアップが未完了の場合)バックアップが終わるまで待つ
- Apple Accountのパスワードを入力する
- キーボードの完了ボタンをタップする
- デバイスがリセットされるまで待つ
処理が完了すると、初期設定時と同じ「こんにちは」の画面が表示されます。これでiPad第7世代は購入時と同じ状態に戻ります。
出典:Apple公式サポート:iPhone、iPad、iPod touchを初期化する(工場出荷時の設定に戻す)方法
手放す前には「設定」から自分の名前→「探す」を開き、「iPadを探す」をオフにし、Apple Accountからサインアウトしておくと、次の利用者がスムーズに初期設定を進められます。
パソコンを使って初期化する方法
画面操作がしづらい場合や、パスコードを忘れてしまった場合などは、パソコンを使って初期化することもできます。Apple公式サポートが案内する手順は以下のとおりです。
初期化前の準備
- MacまたはWindowsパソコンを最新版に更新する(iTunesを使う場合はバージョンも確認)
- iPadのバックアップを作成する
- 「設定」→自分のユーザー名→「探す」を開き、「iPadを探す」をオフにする。Apple Accountのパスワードを入力して確定する
初期化の手順
- iPadをパソコンに接続する
- パソコンでアクセサリの許可を求められたら許可する
- MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリを開き、iPadを選択する
- パソコンとiPadの両方で「信頼」を選び、iPadのパスコードを入力する
- パソコンで「iPadを復元」を選び、画面の指示に従う
- 利用規約に同意する
- バックアップを求められたら、保存するかどうかを選び、復元を確定する
完了すると、iPadに「こんにちは」の画面が表示されます。
出典:Apple公式サポート:コンピュータを使って、iPhone、iPad、iPodを初期化する(工場出荷時の設定に戻す)
パソコンでの初期化は、iPadの画面が操作できる状態であることが前提です。Lightningケーブルで確実に接続できることも事前に確認しておきましょう。
画面が反応しない・電源が入らないときの対処
タッチ操作が効かない、画面が真っ黒なまま動かないといった場合、通常の初期化手順を進めることができません。こうしたときは、まず強制再起動を試します。iPad第7世代はホームボタンがあるモデルのため、以下の操作になります。
- ホームボタンとトップボタンを同時に、Appleロゴが表示されるまで長押しする
電源そのものが入らない場合は、まず充電器につないで充電します。バッテリーが完全に切れている場合、電源が入るまでに1時間ほどかかることがあります。それでも電源が入らないときは、ハードウェアの不具合が考えられるため、Appleのサポートへ相談することが案内されています。
また、電源は入るものの起動中に止まってしまう場合(Appleロゴや赤・青い画面が出たまま進まない場合)は、パソコンに接続し、Finder(またはAppleデバイスアプリ・iTunes)でiPadを認識させたうえで、上記のボタン操作でリカバリモードに入り、「アップデート」を選ぶ方法が案内されています。「復元」を選ぶとデータは消去されますが、「アップデート」であればソフトウェアの再インストールのみで、データを保持できる可能性があります。
出典:Apple公式サポート:iPadの電源が入らない場合、またはフリーズする場合 / Apple公式サポート:iPadを再起動する
ソフトウェアのダウンロードに15分以上かかると、リカバリモードが終了してしまいます。その場合は、ボタン操作からやり直す必要があります。
初期化後によくある確認事項
| 確認したいこと | 内容 |
|---|---|
| Apple Accountのサインイン | 初期設定の途中でApple Accountへサインインし直す。手元にパスワードを控えておく |
| Wi-Fi設定 | 初期化前のネットワーク設定も消去されるため、自宅Wi-Fiのパスワードを確認しておく |
| バックアップからの復元 | 初期設定中に「バックアップから復元」を選ぶと、以前のデータや設定を戻すことができる |
バックアップから復元する場合は、復元に使う回線や接続が安定しているかを確認しておくと、途中で止まらずスムーズに進みます。
初期化の作業を支えるアイテム
初期化やそのための準備をスムーズに進めるうえで、手元にあると安心なアイテムを紹介します。いずれもiPad第7世代が採用するLightning端子に対応したものを選ぶのがポイントです。
Anker PowerLine Lightningケーブル
Apple 20W USB-C電源アダプタ
SanDisk iXpand Flash Drive(Lightning対応USBメモリ)
まとめ
iPad第7世代の初期化は、通常であれば「設定」アプリから「一般」→「転送またはiPadをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」という流れで進められます。画面操作ができない場合は、パソコンを使った初期化や、ホームボタンとトップボタンを使った強制再起動を組み合わせて対処します。どちらの方法でも、作業前のバックアップと、譲渡・売却時の「iPadを探す」オフ・サインアウトの確認を忘れないようにしましょう。
iPad第7世代の初期化方法|バックアップ手順と注意点をまとめました
初期化は元に戻せない操作のため、事前の準備が何より大切です。バックアップを済ませたうえで公式の手順どおりに進めれば、iPad第7世代は落ち着いて初期化できます。画面が反応しないなどのトラブルが起きたときも、慌てずに強制再起動やパソコン経由の方法を順番に試していけば、多くの場合は解決につながります。
参考にした公式情報









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